＜10/10～10/13＞ 来週の日経平均の動き

年末の日経平均は？

ここのところ相場の勢いは強くて、ダウは連騰し高値更新し、日経平均も年初来高値を更新し20700円台まで達しました。

選挙前で株価を上げたいという思惑が働いていることもありますが、もう少しじわじわと上がっていくわけではなく、思ったよりも順調に上昇していってます。

この勢いのまま日経平均は21000円、22000円、年末には23000円、とまで言われ出していますが、少し落ち着いて考えてみましょう。

まず、選挙がおこなわれる10/22までは、直近の変化日が10/20で21200円に位置しているため、ここまでは安定して上昇していくでしょう。

しかし、この変化日はまさしく、上昇トレンドが一旦終わるサインでもあり、ここからさらに勢い良く上昇していくというものではないので、今週から来週にかけて一旦今の上昇もピークを迎えます。

少し先の方まで見てみると、11月半ばから日経平均の中期的なトレンドが変わる可能性があり、このときまでに21000円を越えていないと、下降トレンドに突入します。その時の下降期間は年末から来年1月くらいまで続くことになりますので、年内で見た時の株価のピークは今週、来週につける高値になると言うことが導かれます。

そのため、残念ながら年末に22000円を越えるような相場になるというのは極めて低い確率になってしまいます。

21000円にまで達すれば十分、瞬間的にミスプライスを起こしたとして21500円まで、これくらいまでが今後を見た時の現実的な株価の範囲です。

個人的には10/22の選挙までに21000円～21200くらいまでが目いっぱいのところで、そのあたりが今後も含めた年初来高値になると考えています。

となると、残り期間は約2週間、値幅でいえばあと300円～500円、ということになるので、上昇している今だからこそ、余裕を持って利益確定することも意識して相場を見ていきましょう。