◆小型株のリバウンド継続に期待か?
6日は、日経平均は小幅に3日続落でしたが、TOPIXは小幅に反発、騰落銘柄数も値上がり銘柄数が大幅に上回ったので反発狙いの買いが優勢だったといえます。
また、売買代金が2兆2千億円台を回復しており、連日の全面安から売り一巡後に商いを伴った切り返しは、セリングクライマックスを連想させる展開だったと思われます。
この流れから続伸基調を想定したいのですが、北朝鮮リスクがくすぶっていますし、明日は9月メジャーSQの前日でもありますから、手控えムードの方が強くなりそうです。
また、今日の主な株価指数でマイナスになったのは日経平均、規模別株価指数のコア30と大型株でしたから、超大型株の上値の重さが目立ったと考えられます。
この傾向はおそらくドル円の影響で、1ドル=108円台中盤に進んだ円高が重しになっているのだと思われます。
ドル安、円高傾向は、北朝鮮リスクが緊迫化する前からじわりと進んでいました。TOPIXに比べて日経平均のパフォーマンスが悪いのは、ドル円相場の影響が大きいからなのかもしれません。
これまでの1ドル=108円台は瞬間的な円高ですぐに反転する傾向が強かったのですが、本日の夕刻時点で108円台が安定してしまっています。
1ドル=108円台の戻りが鈍いと今年の円の最高値更新が意識される可能性が高くなってきますので、日経平均の上値が重い展開が続きそうです。
今日は小型株にリバウンドの動きが見られましたが、円安傾向に戻るまでは、小型株のパフォーマンスに期待せざるを得ない状況が続きそうです。