◆8月は2ヶ月連続の陰線だったが・・・
31日は米国株高と円高一服が続いて日経平均は続伸、売買代金も連日の2兆円台回復でした。
日経平均の続伸は8月1日から2日以来、5日線が上向きに変化するとともに、3日連続の陽線でようやく反転の形になってきました。
明日は米国雇用統計を控えた週末ですし、25日線が上値を抑えやすい形状ですが、今月まで1年2ヶ月連続の月初高のアノマリーから続伸の想定にします。
なお、明日も寄り付きから窓明けで上昇すると、3回窓をあけて上昇する「三空」です。三空になるほど反発の勢いが出てきたともいえますが、25日線や75日線に接近すると、いったんは達成感も出やすいと思われます。
一方、8月は月足チャートのローソク足は陰線でした。7月も小幅な陰線でしたから、2ヶ月連続の陰線になっています。
9月は半期決算月で機関投資家などの換金売りが出やすい傾向があり、過去の傾向ではパフォーマンスがあまりよくない月のようです。
しかしながら、アベノミクス相場以降、3ヶ月連続の陰線は2015年12月から2016年2月にかけての暴落相場だけです。
北朝鮮リスクなどが落ち着けば、日経平均PER14倍割れが見直される可能性もあるので、9月は陽線で踏ん張るのではないかと考えています。
ただし、日経平均を月足チャートは7月、8月と陰線でしたが、小さいローソク足が並んで2万円をはさんだ往来が続いている印象ですから、2万円に接近すると上値が重くなる展開になりそうです。