◆ドル円はレンジ下限で長い下ヒゲの陽線が出現
30日は米国株高と円高一服が安心感につながり、日経平均は大幅に3日ぶりの反発、売買代金も8営業日ぶりに2兆円台を回復しました。
売買代金の増加は株価指数の銘柄入れ替えに伴う影響が大きかったのですが、ドル円が今年の安値圏で長い下ヒゲを伴って反転したのは大きかったと思われます。
TOPIXに比べて日経平均の弱さが目立っているのですが、今年の安値を試していたドル円相場の影響と考えると、ドル円の反転に日経平均が歩調を合わせる可能性が考えられます。
昨晩から本日にかけてのドル円は長い下ヒゲの陽線で25日線を上回る場面もありましたから、円高一服から日経平均は続伸の想定です。ただし、今日の大幅上昇で19500円の心理的な節目も回復しているため、小幅上昇に留まる想定です。
日経平均は2日連続の陽線で5日線を超えており、このまま5日線に沿った反転が続けば、昨日の安値19280円が目先の安値になるかもしれません。
為替次第ではありますが、ひとまず25日線程度までの戻りに期待できるのではないかと思われます。