◆方向感は9月相場へ持ち越しか?
週明け(28日)の日経平均は、イベント通過の買戻しで続伸して始まったものの、買いが続かず、小幅安のもみ合いで方向感のない展開でした。
日経平均はわずかに反落でしたが、TOPIXはプラス、騰落銘柄数も値上がりが多くて小型株優位の展開でしたから、イベント前と何も変化がなかったといえます。
明日は受け渡しベースで9月相場入りではありますが、目立った手がかりは少ないため、日経平均は横ばいの想定です。
東証1部の売買代金は6日連続で2兆円割れとなり、6日のうち5日が1兆7千億円台の超閑散相場なので、売買代金の回復が待たれる場面だと思われます。
ただし、テクニカル的には5日線が上向きに変化し、直近3日間のローソク足は高値と安値を切り上げる反転の兆しが見られています。
超閑散相場でエネルギー不足では自律反発の範囲といえますが、きっかけ次第で5日線の反転から25日線の回復くらいは期待できるかもしれません。
低調な売買代金の超閑散相場が今の相場の特徴と考えられるので、売買代金の変化を待ちたいところだと思われます。