◆低調な売買代金が買い手不在を示している
週明け(21日)の日経平均は、寄り付きこそ反発して始まったものの、すぐに押し戻されて4日続落になりました。
株式市場の状況を示したのが、低調な売買代金だったと考えられます。本日は1兆7千億円台の薄商いでしたから、売り込まれるというよりは、買い手不在を示している気がします。
明日も買い手不在になりそうなため、続落の想定です。日経平均は5日続落になるわけですが、中途半端に止まってしまうよりも、売られ過ぎまでいった方がアク抜けするのではないかと思います。
また、日経平均の下値目処として200日移動平均線が意識されているようです。本日の200日線は19256円なので、もう一段下がれば到達しますから、200日線トライの攻防戦になる想定です。
ただし、小型株がしっかりしているため、日経平均が4日続落中に値下がり銘柄数が上回ったのは先週末の1日だけでした。このため、株式市場全体と日経平均の動きがリンクせず、判断が難しい場面だと思います。
日経平均の動きだけに注目すれば、8月は4営業日しか上昇がありませんし、サイコロジカルラインは2勝10敗の陰の極に入ってきています。
日経平均が上がるような手がかりは少ない状況ですが、反対に空売りしたくなる状態でもあると思われます。
売り方の買戻しをきっかけに相場反転が始まることもありますから、日経平均が上がるために調整が必要と冷静に受け止めるタイミングだと思われます。