◆昨年は米韓軍事演習に合わせて北朝鮮がミサイルを発射している
17日の日経平均は、1ドル=110円割れの円高が重しになって、小幅続落になりました。
東証1部の売買代金は連日で2兆円を大きく下回り、今日は6月26日以来の低水準になりました。
ただし、東証1部の騰落銘柄数は値上がりが上回り、マザーズ指数や日経ジャスダック平均は続伸しており、閑散相場の中で小型株に物色が向かいました。
明日は週末ですし、来週のイベントも気がかりになりそうなため、手控えムードから日経平均は小幅続落の想定です。
来週のイベントについては、米韓の軍事演習とジャクソンホール会議が注目されています。
8月21日から31日まで米軍と韓国軍が定例の合同軍事演習を行う日程です。昨年は同時期の合同演習の期間に北朝鮮がミサイルを発射した経緯があるため、北朝鮮が反発行為に出る可能性が警戒されそうです。
また、ジャクソンホール会議が24日から26日の日程で行われるため、イベントを通過するまでは警戒感が残りそうです。
日経平均のチャートは25日線と75日線がまもなくデッドクロスする弱気形状なので、悪い材料に反応しやすい状態になっていると考えられます。
イベントの日程と日経平均のチャート形状から、8月いっぱいは神経質な展開が続きそうです。日経平均のチャートが好転するまでは、中小型株の短期売買が中心になりそうです。