◆マザーズ指数に反発の兆しが見られている
16日の日経平均は、前日の大幅上昇から続伸するほどの手がかりがなく、小幅反落になりました。
日経平均の騰落よりも、東証1部の売買代金が2兆円を大きく下回る閑散相場になったのが現状を示しているのではないかと思われます。
もともと今週はお盆休みで参加者が減りやすく、商いが少なくなりやすい時期ですが、それでも大きく下がれば商いは高水準になっていました。
しかしながら、前日の大幅上昇で商いが減少し、今日はさらに商いが減って6月以来の低水準でしたから、売買代金からは下がれば買うスタンスの投資家が多い印象です。
明日は売り急ぐほど材料もなさそうなので続伸の想定ですが、19800円が抵抗になって伸び悩む想定です。
一方、今日の相場で目立ったのが、マザーズ指数の大幅上昇でした。
マザーズ指数は7月26日の高値1196.07Pから、今週8月14日の安値1053.83Pまで11.9%の下落になっていました。
今年の春先の調整は、3月30日の高値1085.37Pから、4月13日の安値962.14Pまで11.4%の下落でしたから、下落率、日柄ともに今回とほぼ同じ調整です。
そして今日のマザーズ指数は長めの陽線で5日線を上抜けており、調整から反転の兆しが見られています。
マザーズ指数に反転の兆しが出ているのは、日経平均が膠着相場に戻ってしまい、値動きの出そうな小型株市場に投資家の関心が向っていることを示しているのかもしれません。