戸田工が大幅高、第１四半期営業利益２．８倍で対通期進捗率は４割超

　戸田工業<4100.T>がカイ気配スタートで大幅高。同社は磁性粉末材料のトップメーカーだが、スマートフォン向けフェライトシートが好調で収益を牽引、リチウムイオン電池正極材の合弁化に向けて交渉も進めている。

　同社が９日取引終了後に発表した１８年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高が７７億２１００万円（前年同期比６．４％増）、営業利益は４億２４００万円（同２．８倍）、最終損益は３億７１００万円の黒字（同３億２００万円の赤字）と急回復を果たした。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益１０億円（前期実績は１億５１００万円の赤字）に対する進捗率は４割を超えており、これを評価する買いを呼び込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）