◆お盆休みに向かった手控えが優勢か?
8日の日経平均は、米国株高にも反応が鈍く、小幅反落になりました。
NYダウが10連騰してナスダック指数も続伸、円高が重しになるほど為替は動いていなかった印象でしたから、下がる理由がそれほどあったとは思えませんでした。
それでも日経平均は上がらなかったので、上値の重さが際立ちました。今日の反落は、2万円台から上は買いたくない意思表示に感じました。
また、今週は週末(10日)に8月オプションSQを控えていますが、今のところ、SQ思惑による動意も見られない状況です。
NYダウが10連騰しても上がらず、SQが近づいて下がるわけでもなく、ほとんど動きが出ない横ばいが定着してしまっているので、明日も小動きの流れが続きそうです。
一方、売買代金の上位には、ルック、KLab、GSユアサなどが並び、決算や材料をきっかけに盛り上がった銘柄が目立ちました。
ただし、短期的な値幅取りが集中した印象で、週末の3連休とお盆休みを前にして、短期スタンス中心の相場展開になっているようでした。
主力企業の決算が出揃い、全体的には悪くなかったと思われますが、決算内容を吟味して売買されるのはお盆休みが明けてからなのかもしれません。