硬直状態も最終局面へ
変化が見られたのはマザーズ指数で、これまで値を飛ばして盛り上がっていたゲーム株やバイオなどが大きく値を崩し、マザーズ指数もダブルトップをつけたような形となりました。
トランプラリー以降で初めての大幅な下げとなりましたが、これが急速調整で終わり押し目買いのチャンスとなるのか、利益確定で資金が流出していったのか、判断が難しいところです。
大きく下げた割には翌日以降のリバウンドが弱いこともあり、後者の可能性も考えられます。
ただ、ここまで上げすぎていたのでこのくらいの適度な調整が入った方が先々のことを考えるといい方向に進みますので、一旦休息するのもいいでしょう。
しかし、日経平均はこういった調整がなく、相変わらず20000円近辺で小幅なレンジで推移する動きが続いています。
日柄調整をしているということになりますが、その値幅も徐々に狭まってきているので、今週中か来週前半にかけてどちらかに大きく動くでしょう。
だいぶもみ合い状態が長かったため、上か下か動きが顕著に表れるでしょう。
8/25までが中期の下降期間のため、それまでは基本的には下に向かいやすい流れの中にありますから、一旦下がる方向になるとは思います。
下げ止まりのポイントは、まずは19400円前後で、その時の自律反発の様子次第で押し目となるか、もう一段階の下落に発展するか判断するかたちとなります。
お盆休暇に入り閑散とした相場になってくるので、閑散相場を狙ってイレギュラーな動きが発生しやすい地合いですから、さらに大きく突っ込む可能性もあります。
今週も引き続き19400円~20200円のレンジを想定しています。