WTI50ドル間近まで騰勢強める、元売り最大手は在庫評価の恩恵あり。
JXTG株価は、5/12に539円の戻り高値をつけた後は、6月第3週は、ドバイが45ドル割れとなるとほぼ480円割れ軟調な展開が続いた。がしかし、原油相場の流れは、先週24日のJMMC(減産監視委員会)で変わった。24日のJMMCでは、リビアには生産制限がが科せられなかったものの、3ヶ月連続増産のナイジェリアの生産上限を180万バレル/dayに設定で合意、また、5日くらい前に報道があった話だが、サウジアラビアが輸出を前年比100万バレル減の660万バレル/dayに制限することが表明されて好感、JMMCが失望に繋がらず逆に強気のトリガーとなった。さらに26日夜のEIA週間石油統計において原油在庫が前週比720万バレル減の4億8300万と、予想以上の急減、3月末比較で約5200万バレル減少し、世界的過剰在庫の減少期待が高まった。WTIも週末50ドル近くまで騰勢を強めている。7/20戻り高値47.55ドルを抜いたことでOPEC総会直前の52ドルを目指す展開となっている。
同社の想定レートはドバイ50ドル、為替110円としている。同社の在庫評価に与える影響はドバイ原油1ドルにつき約96億、為替1円につき約64億。2017年営業利益目標は3500億、2019年は5000億としている。そして、2020東京五輪に向けてエネオス&ドリカムでエネルギー応援ソング「その日は必ずくる」を発表。元気になれる歌で業績も後押ししそうだ。PER6.17、PBR0.72、配当利回り3.63%と高配当。そろそろ動意付くかな。