エプソン大幅続伸、通期営業利益を７６０億円に上方修正

　セイコーエプソン<6724.T>は大幅続伸し年初来高値を更新。同社は２７日取引終了後、１８年３月期通期の連結業績予想の修正を発表した。売上収益を１兆３００億円から１兆７００億円（前期比４．４％増）へ、営業利益を６４０億円から７６０億円（同１１．９％増）へ、最終利益を４９０億円から５８０億円（同２０．０％増）へそれぞれ増額した。想定為替レートを１ドル＝１０９円（期初予想は１ドル＝１０５円）と円安方向に見直したことが寄与する。

　また、インクジェットプリンターで、大容量インクタンクモデルが新興国を中心に販売数量が大幅に増加したことに加え、先進国で市場認知度の高まりから販売数量が増加し、売上の拡大が継続していることも、上方修正に貢献している。

　あわせて発表した第１四半期の連結決算は、売上収益２５４８億５００万円（前年同期比６．６％増）、営業利益１４６億８９００万円（同２．１倍）、最終利益１０２億４００万円（同２．５倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）