◆明日は日欧の金融イベントを控えてもみ合い継続か?
19日の日経平均は、反発して2万円台を回復したものの、円高が重石になって小動きで伸び悩みました。
もっとも、日経平均は前日まで4日連続の陰線で25日線を割り込み、5日線も下向きに変化していましたから、小幅反発でも5日ぶりの陽線で底堅い印象だったと思われます。
ただし、明日は日欧の中央銀行イベントがあるため、様子見姿勢につながりそうです。国内では今日から明日の日程で日銀金融政策決定会合が行われ、明日の夜にはECB理事会が予定されています。
為替市場に影響が大きいイベントを控えていますから、日経平均は為替に神経質な反応になってもみ合い継続の想定です。
一方、明日の取引終了後には安川電機の決算発表を控えています。安川電機がトップバッターで3月決算企業の決算発表が本格化するので、決算銘柄中心に物色される展開に向かいそうです。
決算発表は来週末が前半のピークですが、日経平均の週足チャートは右肩上がりになっている13週線が決算ピークのタイミングに合わせて株価に接近してきます。
13週線はおよそ3ヶ月の移動平均線ですから、中期的な上昇トレンドを継続できるかのバロメーターになりそうです。
日足チャートは方向感のない状態ですが、週足チャートはトレンドの分岐点に来ている可能性を示していると思われます。