◆どんよりした停滞ムードだが、売り急ぐほどの悲観でもないか?
6日の日経平均は反落となり、終値で2万円台をわずかに割り込みました。手がかり不足に加えて、前場で1ドル=113円台を割り込む円高になったことも重しになりました。
今日の日経平均は心理的な節目を割り込むとともに、5日線と25日線がデッドクロスしましたから、4月下旬にゴールデンクロスしてから2ヶ月強の短期上昇の傾向が終わったと考えられます。
しかしながら、TOPIXの下落は小幅に留まり、25日線も5日線も上回っている状態です。あと少し上昇すれば年初来高値更新できる水準でもあり、上昇トレンドが続く可能性がうかがえる形です。
代表的な2つの株価指数の傾向が違うので、どちらを判断の基準にすればよいのかとなるのですが、それだけ強弱感が対立しているのだと思われます。
また、日経平均は6月27日からプラスとマイナスを交互に繰り返しているので、方向感がなくなっています。
順番からいけば明日はプラスなのですが、雇用統計の発表前で売買が手控えられそうです。
ただし、どんよりとした停滞ムードで買い意欲は出にくくても、売り急ぐほどの悲観的なイメージでもないと思われますから、小動きの横ばい程度ではないかと思われます。