◆夕刻のドル円が前日高値を更新した
週明けの日経平均は小幅続伸でしたが、東証1部の売買代金は1兆7千億円台の閑散相場で方向感に乏しい結果でした。
特に後場の値幅は30円にも届かず、日中値幅が100円以下の小動きが今日で5営業日連続になりました。
売買代金が減少しているので明日も小動きが想定されそうなのですが、夕刻のドル円が前日の高値(円安水準)を超えて日足チャートの5日線抜けになっていますので、円安を手がかりに続伸の想定です。
米国時間にドル安、円高に押し返されてしまうと前提が変わってしまいますが、ドル円の5日線が上向きになれば、日経平均の押し上げ要因になりそうです。
ただし、円安を手がかりに輸出関連株を積極的に買うには、節目の1ドル=112円を突破する大きなトレンド転換を示す円安が必要と思われるため、日経平均が続伸しても小幅に留まる想定です。
一方、先週末に急落したマザーズ指数が急反発しており、個別株物色の流れが続いていますから、明日も小動きの日経平均を横目に個別株物色が中心になりそうです。