◆マザーズ指数は10連騰を達成、中小型株物色が続いている
1日(木)の日経平均は、5日ぶりの大幅反発でした。米国株安や円の高止まりが続き、日経平均を押し上げる手がかりが見当たらなかったので意外高だったと思われます。
昨年7月以降、月初の日経平均がすべてプラスのため、市場関係者の間では月替わりによる買いが入ったのではないかと指摘されていました。
また、前日まで25日線が下支え、5日線が上値を抑える保ち合い形状だったので、5日線抜けで上昇に弾みがついたと考えられます。
意外高ではありましたが、テクニカル的には反転上昇の流れになったと考えられるので、明日は続伸の想定です。ただし、明日は米国雇用統計の発表を控える週末ですから、上値が重くなりそうです。
円高が重石になっている間は、PER14倍水準の19600円から2万円程度の往来相場が続くのではないかと思われます。
もっとも、マザーズ指数が10連騰するなど中小型株を中心にした個別物色が活発なので、日経平均が2万円に届くかどうかにそれほど関心がないかもしれません。
ただし、短期売買中心の傾向が見られるので、週末は短期売買も手控えられそうですから、日経平均、中小型株物色ともに一服になるのではないかと思われます。