短期的なリバウンドの最終局面
先物では一時、20000円を越える場面もあり、久しぶりに20000円まで回復しました。
4月半ばに18200円近くまで下げてから1か月近くの間に1800円近く上昇したのですから立派なものです。
ただ、もう少し正確に言うと、3月の時点から5月半ばには日経平均が20000円近くになっていることは決まっていたので、その見解は北朝鮮問題が起きようが、フランス大統領選の結果がどうなろうが、関係なく一貫して変わりませんでした。
3月末から4月半ばまで19600円から18200円まで下げたのは、イレギュラーな動きで本来の相場の流れに反するものだったので、20000円まで戻ることは全く違和感ありません。
相場本来の流れを捻じ曲げて逆行して動いても、いずれその流れは元に戻るので、目先の動きにとらわれず相場全体に流れている「大きな流れ」を捉えるようにしましょう。
さて、その大きな流れですが、この短期的な戻り相場もそろそろ天井が近づいてきました。
チャートの縦軸である値幅でみると、天井は20300円なのですが、ここまで上がることは確率的にはかなり低いです。
横軸の日柄で見てみると、大きな上昇が見込めるのは5/17までなのであと3営業日になります。
そこを過ぎると、そのまま上昇余力が残って月末まで現状維持で踏みとどまるか、月末に向けて急速な値幅調整となるか、2つに大きく動きが分かれるので注意しなければいけません。
現状ではまだどちらの可能性もありますが、月末に位置している次の変化日が18200円に位置していることから、後者のような急速調整が入ることを意識しておいた方がいいでしょう。
もちろん、ここまで下げることはありませんが、今の日経平均の適性値が19500円なので、GW明けに大きく空けた窓埋めくらいまでの調整は十分あると考えています。
値がさの大型株もほぼ天井圏に達し仕上がった状態なので、一旦利益確定して次の買い場に備えましょう。