急ピッチの上昇で高値警戒感と押し目買いの綱引きか?

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最新投稿日時:2017/04/26 19:14 - 「急ピッチの上昇で高値警戒感と押し目買いの綱引きか?」(市原義明)

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急ピッチの上昇で高値警戒感と押し目買いの綱引きか?

著者:市原義明
投稿:2017/04/26 19:14

◆EPSの増加で2万円大台回復を達成できるか?

27日(木)の日経平均は、急ピッチで上昇した反動から小幅反落の想定です。

26日(水)の日経平均は、米国株高と1ドル=111円台を回復した円安が好感されて大幅上昇になりました。

日経平均の4日続伸は今年初、売買代金も2兆5千億円台に膨らみ、自動車株などの景気敏感株中心の上昇でしたから、強気ムードに一転した印象です。

ただし、4月17日の安値18224円から7営業日で1000円以上の急反発になったため、目先の高値警戒感が強くなりそうです。

明日は高値警戒感と押し目買いの綱引きになりそうなため、上昇一服で小幅反落の想定です。

一方、明日、あさってが連休前の決算発表ピークのため、決算結果を受けた選別物色に移ってきそうです。

また、個別物色だけでなく、今回の決算は2017年3月期の決算を締めて2018年3月期の見通しが出てくるため、日経平均の1株あたり利益(EPS)が増加できるかに注目が集まりそうです。

足元の日経平均EPSは1200円をはさんだ動きが続き、今年に入ってからPER16倍が壁になっています。仮にPER16倍で2万円を達成するとなれば、EPSが1250円以上に回復する必要があると考えられます。

米国株高や円安で日経平均は大幅に戻りましたが、年初来高値を更新して、さらに2万円の大台を回復するためには、今回の決算結果が大きく影響してくるものと考えられます。

日経平均EPSは2013年から2015年にかけて順調に増加したのですが、その後は1200円中盤がピークで伸び悩んでいます。このため、日経平均が2万円に届かないのだと考えられます。

チャートは下降トレンドを否定して短期的に上昇転換したと考えられても、日経平均の水準が大きく変化するためには、決算が出揃ってEPSに変化が出てくるかになるのだと思われます。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想

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