短期的なトレンド転換で、戻り売りに注意【2017/03/27/-03/31】

チャート形状に注目

日経平均株価は米国の株式市場の大幅下落を受けて、3月22日に窓を空けて下落しました。
前回「短期的な基調に変化はないが、短期売買と割り切った取引を心掛けて回転させ、新しく出たトレンドをフォローした方がよい」と解説しました。
株価は反落の動きとなったため短期売買と割り切る必要性が出ましたが、想定レンジの範囲内の動きの一週間となりました。

米国の株式市場は高値圏からの調整の動きになっています。
ドル円相場では一時、1米ドル110円台までドル売りの動きが進みました。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、株価は窓を空けて下落しましたが、終値では1万9,000円台を維持する動きが続いています。
短期的なレンジの上値は1万9,700円、下値は1万8,900円、それぞれプラスマイス150円とします。
短期的なトレンドが変化したことで上値抵抗線が機能する可能性や、天井形成のチャートパターンとなれば戻り売りが出る可能性もあります。チャート形状に注目し、トレンド待ちの短期売買と割り切った取引を心掛けましょう。