SQ通過から本来の流れへ
3か月先の日経平均がどうなるか?ということで、いろいろと議論していましたが、総じて弱気な見方をしている人が多かったです。
ここから先は世界でいろいろとイベントが予定されており、フランス大統領選がどうなるか、アメリカの利上げはどうなるか?など、なかなか簡単には答えが出ないものでした。
ただ、個人的には今後の相場は強気にみており、今後起きるイベントの結果がどのようになったとしても、すでに日経平均のトレンドは先月からも書いている通りで上昇トレンドの中にあります。
今のチャートからこの上昇トレンドが続くのは4月末から5月初めあたりまでで、その間は下がったとしてもそれは上昇トレンドの中の押し目だと思っています。
少し下がると、不安材料を沢山引っ張ってきて報道するメディアが多いので、暴落が起きるのでは?と不安でいっぱいになってしまいますが、今月から来月にかけてはあまり心配する必要はないでしょう。
ただ、注意したいのは5月以降の相場です。
今のチャートは2か月~3か月先の方向性までは読み取れるのですが、5月に入ってからは中期的な下降トレンドに入ることを示しています。どのくらいの規模でどこまで下げるか、というのは、もう少し先にならないと出てきませんが、今の段階では大きなトレンドが変わるのは間違いないでしょう。
相場の格言で「Sell In May」というのがありますが、まさしくそれに近い流れになりそうなことをチャートが示しています。
とはいえ、まだ少し先の話でそれまでは上昇トレンドなのでしっかりとこの流れについていきましょう。
先週は本来であれば強い上昇期間でしたが、実際は弱い展開で、これはSQにより人為的に動いたためです。
SQ週ではよく見られることで、このように本来の流れと逆行する動きが出た時はその歪を元に戻すような動きが遅かれ早かれ出てくるので、あまり心配することはありません。
今週はSQを通過して本来の上昇期間の流れに戻ってくるので、強い動きとなるでしょう。
週前半はとくに強いですが、後半は少しもみ合いになるかもしれません。
今月中には日経平均20000円も十分視野に入ってくるので、引き続き買い目線で見ていきます。