◆値動きの良い小型株の循環物色が続く
週明け27日(火)の日経平均は、円高が重石になって4日続落になりました。一時、19000円を割り込む場面がありましたが、終値は19100円台を保って終わりました。
日経平均の4日続落は昨年7月以来、約7ヶ月ぶりの連敗記録です。参考までに、前回の4日続落は6月にイギリスがEU離脱を決めて15000円割れまで暴落し、翌日から6日続伸で急反発したあとに記録しています。
前回の4日続落とは環境がまったく違いますが、本日の下落によって約2週間保っていた25日線を割り込みましたから、下方向への流れが出そうなイメージです。
しかしながら、19000円割れが瞬間的な安値で踏みとどまりましたし、2月9日から10日にあけた窓を埋めて戻っていますから、いったんは下げ渋りそうです。
むしろ、大きく下がったわりには東証1部の売買代金に変化が出ていませんから、18800円から19500円の往来相場で方向感のない状況に変化がないのだと思われます。
また、マーケットで注目されているトランプ大統領の議会演説は、米国時間28日の夜9時頃から始まる予定です。
東京時間では1日の11時くらいからですので、明日は演説の直前で様子見姿勢が強くなりそうです。
これらの状況から、明日は自律反発で下げ渋り、横ばいから小幅反発程度の想定です。
一方、さえない日経平均や主力大型株を横目に、新興市場の堅調さが続いています。本日は日経平均の大幅下落で弱含む場面がありましたが、最終的に日経ジャスダック平均が12連騰、マザーズ指数が6連騰を達成しました。
明日も小型株の個別物色が中心の展開になりそうです。