ロング解消に伴うドル安は持続しない公算
もっとも、トランプ大統領が米主要企業経営者との会談を行い「数百万人分の雇用を取り戻す」と述べた事を手がかりに、NYダウ平均が10連騰して史上最高値を更新するなど、ドルの動きとは裏腹にトランポノミクスに対する市場の期待は根強いものがある。昨日のドル安は、短期筋によるドルロングポジション解消の動きが主導した公算が大きい。こうした見方が正しければ、ドル/円が月初来安値(111.595円)を割り込む事はないだろう。決定打がないまま111円台に差し込むようなら、押し目買いの好機になると考えている。