◆さえない日経平均を横目に小型株市場の堅調な展開が続いている
16日(木)の日経平均は、米国株の続伸に反応なく、反落になりました。
昨晩の米国市場で為替が1ドル=115円の節目にトライしたのですが、結局は押し返されてしまいました。
東京市場で1ドル=114円を割り込むと、日経平均が下げ幅を広げる神経質な動きでした。売り込む動きではないものの、上値の重さを意識せざるを得ない展開です。
先週末に500円弱の急反発となり、週明けに19500円にタッチしてから4日連続の陰線、今日は終値で5日線を若干下回りました。
ただし、5日線が上向きを保っていることや、先週末に大幅上昇したときにあけた窓を割り込んでいないので、明日に反発すれば5日線に沿って19500円抜けの期待は残りそうです。
反対に続落すると5日線を明確に割り込んでしまうため、往来相場に逆戻りになりそうです。
明日も為替次第でしょうが、これだけ上値が重いと失望感の方が強くなりそうなので、明日は続落の想定です。
一方、日経平均の上値が重く、方向感が定まりませんが、小型株市場は堅調な展開が続いています。
特に、今週は日経ジャスダック平均が25年ぶりの高値になったことが話題になりました。同じ日経でも雲泥の差です。
東証2部指数も昨年来の高値更新中で、両指数とも昨年からきれいな上昇トレンドが続いています。
高値を抜けず、そうかといって大きく下がらない日経平均を見ていると重苦しい気持ちになりますが、小型株を含めた個別株からアプローチすると、株式市場の見え方が変わってくるかもしれません。