◆上昇しても往来相場の傾向が続きそう
7日(火)は、1ドル=112円を割り込んだ円高が重しになり、反落しました。ただし、日経平均は小幅な陽線で、心理的な節目を割り込んだ円高の割には下げ渋った印象です。
今年に入ってから火曜日の日経平均がすべてマイナスがちょっとした話題になっているのですが、今週も上昇することができませんでした。
今日はTOPIXがプラスになる場面があり、日経平均もあと一息でプラスになりそうだったのですが、結局は火曜日のマイナス記録が続いています。
反対に水曜日はすべてプラスの全勝中です。今年の大発会は水曜日で、大幅上昇のスタートで始まってから、その後の水曜日はすべてプラスが続いています。
はっきりした根拠はないけれども、よく当たる法則のようなことをアノマリーと呼びますが、「水曜日は高いアノマリー」をもとに明日は反発の想定です。
もっとも、アノマリーだけではなく、日経平均の日足は陽線であり、円高で下がらないのであれば反発する可能性が高いと考えています。
また、5日線割れが今日まで6営業日続いており、1月の5日線割れの調整が7営業日でいったん終わったので、短期的な調整の日柄から自律反発になる可能性があります。
ただし、本日の東証1部の売買代金はなんとか2兆円を保った程度の薄商いで、今週に入って売買代金の減少が目立っています。
売り急ぐほどではないけれども、積極的な買いが見送られている印象ですから、反発しても往来相場の方向感が出にくい状況が続きそうです。