◆日柄調整、値幅調整ともに中途半端で動きにくい状況か?
週明け6日(月)は、NYダウが2万ドルを回復した強気材料とじりじりと進む円高の弱気材料の綱引きになりました。
結果的に日経平均は続伸しましたが、先週から3日連続の陰線で19000円を割り込み、大台がだんだん遠くなってきた印象です。
ただし、下値も限定的で下がるというよりは上がらない状況のため、重苦しい雰囲気になっています。
日足チャートを見ると、明日も上値を移動平均線に抑えられそうな形です。明日も上昇すると3日続伸ですが、一進一退の動きで3日続伸は難しそうなので、小幅反落の想定です。
一方、日経平均の週足チャートから、昨年6月の安値を基点にした中期的な右肩上がりのトレンドラインを想定しており、心理的な節目でもある18500円程度まで下がるとトレンドラインに近づきます。
しかしながら、19000円を割れた程度では割安感があるともいえず、方向感がつかみにくい水準です。
横ばいの日柄調整では期間が物足りませんし、そうかといって値幅調整の割安感がなければ、目先の方向感がなくなってしまうのもやむをえないのかもしれません。
ただし、個別株は決算発表が本格化しているので、手がかりが豊富です。日経平均の動きを見ると重苦しい気持ちになりますが、日経平均の方向感が出るまでは、個別株は個別の動きと割り切っていくしかなさそうです。