◆保ち合い中は逆張りスタンスが有効か?
1日(水)の日経平均は、1ドル=112円台前半まで進んだ円高が重石なって19000円割れで始まりましたが、円高を跳ね返して3日ぶりの反発になりました。
トランプ大統領が日本の円安誘導を批判する発言があり、ドル円がトランプラリー後の円高を更新してヒヤリとしたものの、結果的には底堅い展開でした。
明日は、夕刻のドル円が1ドル=113円台中盤の円安に振れていますし、日経平均が19000円割れから3日ぶりに反発した流れを引きついで続伸の想定です。
ただし、25日線が横ばいの保ち合い型のため、続伸しても強気転換までには至らないと考えられます。
日経平均の保ち合いが18000円台中盤から19000円台中盤の1000円程度の大きな幅になっているので、判断に迷ってしまいそうです。
先週は3日続伸で600円以上の上昇になり、今週は今日の寄り付きの安値まで一時500円程度の下落になりました。
乱高下とまではいいませんが、かなりの値幅で往来しているため、上がると強気、下がると弱気に傾きやすくなりそうな動きです。
保ち合い中の投資スタンスは逆張りが有効と考えられるため、保ち合いをどちらかに離れてトレンドが出るまでは、逆張りスタンスで相場を見ていった方がよいのかもしれません。
一方、個別銘柄は業績発表で明暗を分ける展開になっています。決算が失望されて急落する銘柄もありますが、上方修正や増配で大幅上昇する銘柄も目立っています。
良くも悪くも手がかりがあるので大きく動く銘柄が多く、投資家の関心は続くと思われます。日経平均が保ち合いで方向感がつかみくくても、決算発表中は相場全体の地合いが悪くなりにくいと思われます。