下値切り上げの三角保ち合いを形成
週明けのドル円は、予想以上に下げたという印象でしたが、下では実需の買いが非常に強く、月、火曜日とゾンビのように浮上してくる。そんな相場展開となっています。
上は114円がレジスタンスラインとなっており、このあたりで新規で買ってくる人が少なく、直ぐに利食い売りが出ている模様。ただ、高値から1円程度下げると買いが湧いてきており、本日に入っては50銭ほど下げれば買いが入ってくるという印象です。
通常であれば、下抜けて崩れるところを直ぐに切り返されるのですから、トレードしていて「なんだこれ?」と感じる人も多いのではないでしょうか。短期勢が売り仕掛けても、需給が買ってきて、結局ショートカバーで上昇するのでダマしが多いう展開となっています。
目先、114円を上抜けるとチャート的には買いですが、連日の値動きもあり、まずは利食い優先とした方が良さそうです。
NYダウはいよいよ2万円と突破か
さて、大統領の就任式では、トランプ氏の保護主義な面が目立ちドル安に動きやすい流れとなりました。
しかし、トランプ氏は今週に入り大企業や製造業のトップと意見交換を行い、減税と規制緩和のターンへ入ってきています。トランプ氏のスケジュールを抑えることがトレードの鍵となりそうですが、いわゆるタイムスケジュールの把握が難しい為、日々ロイターなどのニュースを追っていくしかなさそうです。
企業の経営者との会合などが報じられると、期待で買って何かが出る前に利食うというのが基本的戦略となります。
ちなみに、昨日報じられた、『2カ所でのパイプラインの建設を推進する大統領令に署名』では、直後の反応は経済指標などもあり何に反応したのかよく分からない値動きに。その後、NYダウが上昇して米債利回りが上昇し、ドル円がNY後場に上昇するというマーケットファーストアクションを待ってから参入した方が良い値動きでした。
短期的な動きに振り回されない様、事前にある適度決め打ちをしておき、食事会や討論会などの報道があれば、期待で買って上がれば利食うというようにしておきたいところです。
結局、米国株が一番上昇し易くNYダウの上昇に繋がることから、米国株を買うのが一番利益があがりそうですね。
今週はいよいよNYダウ2万円があるのかもしれません。