◆5日線に沿った短期調整で想定すると・・・
18日(水)の日経平均は、売り先行で始まったものの短期急落のリバウンド狙いの買いで切り返し、3日ぶりの反発で終りました。
前場の安値18650円は、年初の大発会でつけた高値19615円からおよそ1000円の下げであり、今週に入ってから3日の下げ幅が700円弱になるため、売られ過ぎの値ごろ感が高くなったものと考えられます。
今日の反発でいったんは下値不安が後退したとは思いますが、チャートは5日線に沿った短期下落に変化はありません。
ローソク足は陰陽の切り込み線で、前日の陰線の中心まで届いていないため、自律反発の範囲と考えられます。
明日は20日のトランプ大統領就任の目前ですし、今週いっぱいは積極的に買うムードになりにくそうですから、5日線に沿った下落傾向が継続する想定です。
そうなると、明日には5日線が19000円を下回ってくるので、今日の上昇の勢いが続いて上昇しても上値は19000円手前で抑えられそうとなります。
反対に、今日までの下落でかなり値ごろ感が出やすい水準まで下がったので、一段下がるには為替が直近の円高水準を更新して1ドル=112円割れを試す必要があると思います。
しかし、夕刻のドル円相場が1ドル=113円台で安定しているので、それほど大きな下げにはなりにくそうです。
したがって、上値は19000円まで、下値は限定的と考えられるので、今日の値幅(高値18941円、安値18650円)の範囲に収まる可能性が高いのではないかと思われます。