◆円安をきっかけに、景気敏感株の押し目買いが優勢になりそう
20日は円安一服など手がかり不足だったことや、昼に日銀政策決定会合の結果発表を控えて前場は小動きでしたが、後場にかけて上昇に転じる展開になりました。
日経平均は年初来高値を更新するとともに、一時19500円台を回復する場面もありました。
連日の陽線で5日線にサポートされる展開が続いたので、明日は続伸する可能性が高いと考えられます。
加えて、夕刻の為替市場で1ドル=118円台の円安になっているため、手がかりになりそうです。
日銀政策決定会合後の黒田総裁会見で、円安を容認する発言をしたことが円安のきっかけになったようです。
一方、本日は日経平均が高値更新となったものの、これまで指数を牽引してきた金融株や景気敏感株は利益確定売りに押される銘柄が多く、内需関連株の上昇が目立ちました。
円安が手がかりになれば、やや調整している景気敏感株に押し目買いが入りやすいと思われます。
ただし、日経平均は先週から前日より高く始まると陰線、安く始まると陽線が続いているので、円安を手がかりに19500円以上で始まると陰線で伸び悩む可能性もありそうです。
高値警戒感もありますし、今週に入ってから売買代金が低調になっているので、小幅続伸程度の想定です。