◆19000円台は陰線が目立っている
週末(16日)の米国株式市場はNYダウ、ナスダック指数ともに反落、ドル円相場も1ドル=117円98銭程度と利益確定売り優勢で終わりました。
シカゴ日経先物は75円安の19305円で、週末の日経平均が19401円から100円程度下の水準です。
先週までに日経平均は9連騰を達成していますが、米国株高、円安の一服で週明けは10日ぶりの反落で始まりそうです。
ただし、9連騰というと勢いのある上昇のように聞こえますが、19000円台に乗せてからの日経平均は5日のうち4日が陰線でした。海外で株高と円安が進んで寄り付きは買い先行になるものの、日中は利益確定売りに押されて伸び悩んでいたといえます。
週明けは海外株高と円安一服で久しぶりに安く始まりそうなので、陽線になるかがポイントではないかと思われます。
4日の陰線はすべて前日終値より高く始まった日ですが、陽線になった日(13日)だけが前日終値より安く始まった日でした。
単純にいって「下がれば買い、上がれば売り」の動きだったといえるので、週明けに安く始まってから陽線になれば、先高期待の強い展開が続いていると考えられます。
反対に安く始まってからさらに陰線になると4日連続の陰線になるので、19000円台の上値の重さがあらためて意識されるかもしれません。
日経平均の5日線(16日)が19266円なので5日線程度の押し目になりそうですが、陰線で終わるか、陽線で終わるかによって、相場の基調判断につながりそうです。