「逃げ恥」ブームで注目高まる、家事代行サービス関連
ドラマ視聴率が右肩上がりで上昇
TBS系で火曜夜10時から放送中の連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が絶好調だ。視聴率は回を追うごとに右肩上がりとなっており、12月6日放送の第9話の視聴率は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。番組のエンディングで流れる「恋ダンス」も大きな話題となっている。
ドラマは、海野つなみの同名マンガが原作で、大学院を卒業したものの、無職で彼氏なしの森山みくり(新垣結衣)が、「独身のプロ」を自認する津崎平匡(星野源)の家で家事代行として働き始め、その後、偶然が重なった結果、「契約結婚」をするというストーリー。1話放送されるごとにツイッターなどでさまざまな話題が飛び交うことから「社会現象化した」ともいわれており、あと2回の放送で視聴率20%超えの可能性も指摘されている。
日本ではまだ浸透していない家事代行サービス
ドラマの見どころの話は尽きないが、一方、ドラマで主人公のみくりが行う家事代行サービスに関しては、日本でまだ浸透しているとはいえないだろう。
「家計調査結果(家計収支編 二人以上の世帯)」(総務省統計局)によると、家事サービスへの年間平均支出額は1999年に1066円を記録したものの、2000年以降は1000円以下の状態が続いている。家事代行サービスの1時間当たりの利用額が2000円から3000円台であることを考えると、ほとんどの人が家事代行サービスを利用していないといっても過言ではない。
ただ、近年は掃除や洗濯などの1時間単位の家事代行サービスが増えており、今後、市場の拡大も期待できそうだ。
ダスキンやイオンなどが展開
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