株価は高値での推移が続くが、そろそろトレンド転換か？【2016/12/05-12/09】

天井待ちなら割り切りも必要

日経平均株価は上昇トレンドが継続し、12月1日に1万8,746円の高値をつけました。前回「窓を三つ開けて上昇していて勢いが強く、短期的な上昇トレンドに変化はないが、天井待ちの状況になる」と解説しました。短期的な上昇トレンドが継続した動きとなり、引き続き天井待ちの状況が続いています。想定レンジ内の株価上昇にとどまりました。

米国の株式市場は引き続き高値圏での推移が続いていて、NYダウは1万9,000ドル台を推移しています。ドル円相場は一時1米ドル114円台までドル買いが進行しました。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、短期的な上昇トレンドが継続していて、株式市場の上昇とともに出来高も増加傾向にあります。ただ、短期的なトレンドが変化した可能性がないわけではなく、上昇トレンドが継続しているのかを確認する必要があります。短期、中期ともに、株価の波動は最終局面の可能性があります。短期的なレンジの上値は1万8,750円、下値は1万7,850円、それぞれプラスマイス150円とします。

株価が高値圏で推移して上昇基調が続くと、買いそびれた感や儲け損なった感が出るのは皆同じです。割り切って短期で回転できるのであれば、ガンガントレンドフォロー戦略でよいでしょう。ですが、タイミングを逸しやすいタイプなのであれば、タイミングを待つことも、銘柄の選別を行うことも大切です。株価は上がれば下がり、下がれば上がります。割り切った投資戦略が大切でしょう。