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最新投稿日時:2016/11/21 23:43 - 「ドルを買うだけの簡単なお仕事です」(川島寛貴)

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ドルを買うだけの簡単なお仕事です

著者:川島寛貴
投稿:2016/11/21 23:43

10日で10円の上昇

11/22 11時10分:追記
早朝、福島で地震が発生し、海外としては2011年が思い起こされることから一斉にドル買いポジションを閉じる動きが加速。110.50円付近には大きめの買いオーダーもあったようですが、それらを巻き込み110.25円まで下落しました。
放射能の恐れが後退したことから、110.50円以下では買われていた印象があります。まずは、110.50以下で買って111円手前で閉じるというデイトレが有効でしょうか。

まだ、上昇トレンドは継続とみていますが、111円台があれば、まずは利食い優勢となりそうです。
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この10日間、ドル円はひたすら買っていれば良いだけの相場となっています
しかし、この上昇の速さについていけない投資家が多いことも事実。

『ドル円を売ってしまって大変なことになっている。。』

そんな声があちこちから聞こえてくるほど、強烈な上昇となっています。大手FX会社のポジション情報では109円台でミセスワタナベの売りは強制ロスカットに遭遇してしまった模様。
これだけ勢いのある上昇とトランプ氏の身の振り方の早さですので、仕方ないとも思えます。

さて、相変わらずドル円は上昇を続けており、本日も111円に観測されていたオプションバリアをあっさりと突破!111.17円まで上昇しています。

記事執筆時点ではやや反落しておりますが、この相場では東京で上昇した後は欧州市場で調整し、NYで高値を更新するという流れが多いようですので、まだトレンドが終了したという判断はできません。

■海外勢主導の上昇!ターゲットは118円

この相場の買いを主導しているのは海外勢の様で、彼らは10年債利回りの上昇やトランプ氏の減税政策から大相場の初動と見ているようです。

110円に入っても押し目が入ったところでは彼らの買いが入ってきているようで、本邦勢は乗り遅れている模様。
輸入企業などは、110円、110.50円で※リバースノックアウトオプションが消滅してしまい、嫌でも買いの需要が発生してしまっています。
※条件付きの為替オプション。例えば、105円でドルを買える権利があったとするも、実勢のレートが110円に達してしまうと消滅する。

海外勢でターゲットは118円という声も聞かれており、そこから想定される10年債利回りはざっとでみるターゲットはざっと2.7%ほど。

118円がターゲットであれば、1円下がったところは喜んで買いにいけるでしょう。

ドル円は規則正しく上昇

さて、ドル円の日足チャートを見ると、11月9日より2日上昇して1日小幅陰線となるリズムで推移。

本日は110.90円を下回って終えると、このリズムは継続となります。
相場は小休止しながら上昇した方が、マーケットのポジションも傾かずに、適度に需給バランスを整えながら上昇していきますので、息の長い相場となり得ます。

個人的にも、本日は11.60-70円付近で終えてくれると、適度に買いやすく、下落する雰囲気も出てこないのでて良いのではないかと感じています。

政治的大転換という、相場のトレンドを発生させるファンダメンタルズを満たし始まったトランプ相場。
過去10年のドル円チャートを見てみると、10営業日で10円の上昇というのは1度もありませんでした。

それくらい強烈な上昇が今発生していますので、例外的事態が起きるべきと想定したいところ。
アベノミクス相場発生時や黒田バズーカ時に、利益確定のタイミングとして機能しなかったオシレーター系のテクニカル指標は、無視しておいた方が良さそうです。

この上昇がどこまでいくのか思案に暮れるところですが、注目しているのが115.50円。
これは2014年のロシア通貨安ショック時、2015年のチャイナショック時にサポートラインとなったポイントです。
120円まで上昇するとしても、1度は3円程の調整安となるポイントとして反落するのではないでしょうか。

まずは、本日のNY勢がまだまだ買ってくるのかどうかに注目です!
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想

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