◆先週末の高安の範囲か?
週末の10月雇用統計を受けた米国市場は、堅調は雇用統計の結果で買い優勢になり、NYダウが節目の18000ドル目前まで反発する場面があったのですが、取引終了にかけて押し返されました。
最終的にNYダウは7日続落、ナスダックは9日続落で、大領領選挙を控えて買いが手控えられる状況が続きました。また、S&P500指数は9日続落となっており、約36年ぶりの続落記録になりました。
週末のシカゴ日経先物は、NYダウの反発にあわせて17000円台を回復する場面もあったのですが、取引終了にかけてNYダウがマイナスになったのにあわせて16855円で終わりました。週末の日経平均が16900円台で終わっているので、50円程度の下落です。
日経平均は先週末の2日で600円以上急落しているため、さらに下落が加速するにも手がかりがいると思います。
米国市場が続落しましたが、下げ幅は小幅で日中はプラス圏の時間が多かったので、週明けは下げ渋るのではないかと思われます。
しかしながら、世界が大領領選挙に身構えているため、積極的に買えない状況だと思われます。反発するというよりは、下げ渋る程度と考えた方がよさそうです。
先週末の日経平均は下ヒゲが長めの陰線で、短期急落したもののヒゲが下げ渋りを示しています。
しかし、週明けに先週末の高値を越えてV字反転するには、海外からの材料が不足していると考えられます。
したがって、週明けは先週末のローソク足に並ぶイメージを想定します。先週末の高値は16996円、安値が16801円ですので、この範囲で安くなれば下げ渋り、高くなれば押し返されるのではないかと考えています。