意外と高い?
すでにブックビルが始まっており、その結果を楽しみにしている個人投資家も多いことと思われます。そしてやはり気になるのは上場時の初値です。多くの投資家が初値を予想していますが、だいたいその範囲は2800円~3000円程度とみられています。これはJR九州が注目のIPO銘柄ながら、上場時の想定される時価総額が3920億円と巨大な規模であることと同時に企業業績の低調さから初値はそれほど高くないと見積もられているようです。
初値は実際についてみないと分からないところではありますが、今回のJR九州の上場に関しては昨年の郵政祭りのように資金が割れることはないため資金が集中しやすいという利点があります。また、日経平均が一時的に17000円を回復するなど相場環境が良くなり投資家の心理状況が改善してきています。そのような相場環境の好条件がJR九州の初値を上振れさせる要因ともなるかもしれません。
上場前の公募でJR九州を獲得する公募組からすれば3000円以上の上振れ初値は儲けもの。上場後に初値買いから入るセカンダリー組からすれば、思わぬ上振れ時には買いを一旦見送りたい所。
セカンダリに関しては来月に向けた投資戦略も必要となります。まずは初値を確認するところから始めましょう。
いずれにせよ初値は10月25日が勝負!必見です。