小幅続伸を想定 重要な分岐点か近づいている?

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最新投稿日時:2016/10/15 17:12 - 「小幅続伸を想定 重要な分岐点か近づいている?」(市原義明)

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小幅続伸を想定 重要な分岐点か近づいている?

著者:市原義明
投稿:2016/10/15 17:12

◆煮詰まってきた三角保ち合いが注目されそう

週明け17日(月)の日経平均は小幅続伸を想定します。

週末14日(金)の日経平均は、海外株安と円安の綱引きになりましたが、ドル円相場が1ドル=104円台の円安が支えになって反発しました。

ただし、日経平均の戻りは5日線(16871円)までにとどまり、続落の反動高の範囲でした。

週末の米国市場は、決算が市場予想を上回った金融株の上昇が市場を牽引して、NYダウが160ドルほど上昇する場面がありました。

しかし、イエレンFRB議長や連銀総裁などから年内の利上げを示す発言が相次ぎ、当日の上昇分のほとんどを吐き出す結果になりました。

シカゴ日経先物(円建て)もNYダウの上昇につれて高値16965円をつける場面がありましたが、最終的には16875円と週末の終値程度で終わっています。

NYダウも戻りがとても鈍かったのは弱気材料になりそうですが、1ドル=104円台を保った円安はやや強気材料なので、海外市場の結果は中立だと思われます。

週末の日経平均が5日線までの戻りにとどまり、5日線は下向きなので、週末の結果が中立であれば、目先は戻り売りになりそうです。

しかしながら、日経平均はイギリスがEU離脱を決めた6月24日の安値から右肩上がりのトレンドラインが想定できます。

どうして右肩上がりのトレンドラインが出来ているのかと考えてみると、ドル円相場に連動しているのではないかと考えています。

今回の円安は急激に円高が進んだあとのリバウンドの動きではなく、トレンドが転換する可能性がうかがえる円安です。ドル円相場のトレンド転換に足並みをそろえる格好の右肩上がりのトレンドラインであれば、ドル円相場次第と考えられます。

週末は1ドル=104円台の円安を保っているため、戻りが鈍かったNYダウよりも円安が支えになり、日経平均はしっかりという想定です。

ただし、週明けに続伸すると日経平均は5日線を上に抜けますが、強気シグナルとは考えていません。来週は5日線をはさんで一進一退になるもみ合いではないかと想定しています。

日経平均の想定のトレンドラインで考えると、下値は16600円から16700円までで止まらないと保てません。ドル円相場が1ドル=103円台中盤から104円台中盤で往来であれば、日経平均も16600円から17000円の範囲の往来と考えています。
一方、右肩上がりのトレンドラインと17000円の上値ラインの三角保ち合い形状は、あと1~2週間で煮詰まってくるタイミングです。

3ヶ月程度の三角保ち合いからどちらに抜けるかが焦点と考えています。17000円を超えれば保ち合い離れで上昇継続、16600円を割れるようなら、16000円から17000円の往来相場に戻るという想定です。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想

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