“103円序盤のドル売り突破”がポイント…!?

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最新投稿日時:2016/09/14 11:08 - 「“103円序盤のドル売り突破”がポイント…!?」(武市佳史)

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“103円序盤のドル売り突破”がポイント…!?

著者:武市佳史
投稿:2016/09/14 11:08

◆戻り売り圧力強い中、ドル買い戻し優勢…

※ご注意:予想期間は9月15日と表示されていますが、本日(9月14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


ブレイナード発言を引きずってスタートした昨日のドル円でしたが、やはり下値追いが加速することはありませんでした。
米10年債利回りが1.70%乗せを達成し、一時1.74%台へと上値を伸ばしたことから、幅広い通貨に対してドル買いが優勢となったからです。
また日銀追加緩和への思惑(マイナス金利深掘り)が台頭したことも、円売りとなって反発を促した感があります。
東京タイム序盤には101.40円まで下値を拡大したドル円でしたが、NYタイム終盤には102円後半へ値を戻して昨日の取引を終えています。

◆ブラックアウトに入り、米利上げを巡る思惑の浮沈は減退…?

ブレイナード発言で9月利上げはかなり後退した印象がありますが、マーケットの目は「年内(12月)利上げ」に向かっている印象があります。
このため米金利先高観剥落を背景にしたドル売りは抑制されやすく、“大きく峠を越した”印象があります。
すでにブラックアウト期間にも入ったことを考えると“思惑の浮き沈み”も後退しやすいと考えられ、極端な変動(大きく崩れる等)は想定しづらいところです。

◆現時点で“微妙”も、“103円序盤のドル売り突破”がポイント…!?

オーダー状況を見ると、“103円の大台ライン”~“2日からの下落に対する61.8%戻し(103.124円)”ドル売りオーダーが展開しています。
ドル買いオーダーが“102.50円から下に段階的”と徐々に引き上げられてきた印象があるだけに「上値期待が上回る」と考えますが、ドル売りオーダーはかなりの厚みを持っています。
それでもリスクセンチメントが改善しており、NYダウ反落でも日経平均反落⇒リスク回避には発展しないと考えます。

現時点では“突破は微妙”といわざるを得ませんが、こなして“日足・一目均衡表先行スパンの雲下限(103.430円)”“週足・一目均衡表転換線(103.499円)”へと上値を伸ばす展開を期待したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:103.579(9/2~9/7の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:103.430(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表転換線)
上値3:103.124(9/2~9/7の61.8%戻し、9/9高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.000(大台)
上値1:102.747(9/13高値、日足・一目均衡表転換線、50日移動平均線)
前営業日終値:102.555
下値1:102.238(9/13安値後の38.2%押し)
下値2:102.081(9/13安値後の50%押し、大台)
下値3:101.924(9/13安値後の61.8%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値4:101.729(9/13安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値5:101.415(9/13安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:21 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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