日立製作所（6501）節目ブレイクで短期上昇トレンド入りに期待

◆シカゴ日経先物は１７０００円をブレイクして終わる

週末（２日）に発表された米国８月雇用統計は、非農業者部門の伸びが１５．１万人増、事前予想が１８万人程度だったため、予想に届かない弱めの結果でした。


しかし、９月利上げの実施を確信させる結果にならず、そうかといって悲観的な数字でもなかったため、米国株式市場は早期利上げ観測の後退で買い戻され、為替は円安を保つ結果になりました。


雇用統計を受けたシカゴ日経先物は１７１３０円で終了、週明けの東京市場は日経平均が節目の１７０００円をブレイクして始まりそうです。


そこで主力大型株の中から、日経平均と連動して高値をブレイクしそうなポイントの銘柄からピックアップしました。

◆節目ブレイクで短期上昇トレンド入りに期待

超大型電機株の日立製作所（6501）に注目します。


チャートを見ると、日経平均が１７０００円手前で止まっていた動きに歩調を合わせるように、５００円手前で足踏みが続いていました。


日経平均が１７０００円の節目ブレイクとなれば、日立も超えられなかった５００円の節目をブレイクする可能性が高まります。


先週までの日立の動きは、イギリスがＥＵ離脱を決めた暴落時に４００円の安値をつけてから、高値は５００円の節目に押さえらているものの、安値を切り上げる下値切り上げの三角保ち合いです。


高値を抜ければ下値切り上げの三角保ち合い離れ、安値と高値を切り上げる短期上昇トレンド型に変化となりますから、トレンド変化に期待します。