ドル円は落ち着いた展開継続へ・・・・・

本邦30年国債入札無事終了も好感・・・・・

昨日の海外市場では、ＯＰＥＣ議長が「原油安は一時的で、年後半には需要が回復」と述べ、9月26日～28日に非公式会合も開催すると発表した事から、原油相場が上昇。これが豪ドル円を押し上げた事も手伝って、ドル円も堅調となりました。

ドル円は、東京時間には戻り売り等により、102円台前半では上値の重さが目だっていましたが、欧州時間には102円台半ばまでじり高となり、ＮＹ時間にも堅調な地合いを維持。102.60円台まで上値を伸ばし、102.40円台で取引を終えました。

本日の東京市場では、日経平均株価が続伸した他、本邦30年国債入札が好調な結果となり、長期金利の上昇が一服。これにより、日米長期金利差縮小に伴うドル円の下落懸念も和らいだ事で、ドル円は102円台で落ち着いた展開を続けています。

今夜の海外時間には、米・労働生産性速報値の発表が予定されており、良い数字となれば、米経済の堅調な回復基調継続との見方を強め、米国株式市場が反発して、ドル買い材料と見なされるかもしれません。その場合、ドル円は103円台回復を試す事となりそうです。