三角保ち合いを下に抜けて今後の見通し【2016/06/20-06/24】

中長期的な新トレンドが発生するか

日経平均株価は6月13日に三角保ち合いを下にブレイクし、空いていた窓を埋めました。前回、「三角保ち合いもいよいよ煮詰まり、一目均衡表での変化日を迎えるため、下値支持線を割り込めば新トレンドが発生する可能性も想定しておいた方がよい」と解説しました。下にブレイクしたことで、超短期での売買以外は利益確定すら難しい週になりました。

さらに、ドル円も「短期的な新トレンド発生に向けて動き出す可能性は想定しておいた方がよい」と解説しました。5月につけた1米ドル105円台を割り込み、一時は1米ドル103円台までドル売りが進行しました。

さて、気になるのは今後の動きです。

日経平均株価は、三角保ち合いを下に抜け、4月8日につけた安値1万5,471円も一時は割り込みました。株価チャートを見る限りでは、節らしい節がなく、2月12日につけた安値1万4,865円の二番底を狙う展開も想定されます。もちろん、底割れする可能性もないわけではありません。

株価は下がれば上がり、上がれば下がります。短期的なレンジの上値は1万5,750円、下値は1万5,200円、それぞれプラスマイナス250円とします。

中長期的な新トレンドが発生する可能性が出てきました。その場合には新トレンドをフォローする戦略に徹しなければなりません。トレンドが確認されるまでは、超短期売買に徹するか、もしくは様子見に徹してもよいでしょう。