アサツーディ・ケイ
<9747>=後場一段高。
15日に発表された15年12月期の連結営業利益は前の期比19.6%増の49億100万円だった。市場では前期営業利益は45億円とみており、予想を上回った。また、16年12月期の同利益予想も54億円と市場コンセンサス(51億円前後)を上回り、ポジティブ評価されている。コスト削減や子会社の日本文芸社の赤字縮小が収益増に寄与したとみられている。
アパマンショップホールディングス
<8889>=大幅続伸。
15日の取引終了後に発表した1月度の月次情報で、管理物件数が前月比610戸増の6万6033戸になったことで、業績への寄与を期待した買いが入っている。賃貸管理が同569戸増の3万8453戸となったほか、サブリースが同41戸増の2万7580戸とプラスに転じ、サブリース入居率が97.0%と前月比0.3ポイント上昇したことも好感されている。
アエリア<3758>=ストップ高。
15日の取引終了後に発表した16年12月期の連結業績予想が、売上高60億円(前期比43.3%増)、営業損益3億円の黒字(前期6億1200万円の赤字)と5期ぶりの黒字転換見通しであることが好感されている。償却費負担が大幅に減少する見通しであることに加えて、上期リリース予定の子会社GESIによる新作RPGや角川ゲームスとの共同事業による新作RPGなどが寄与する見込みだ。
ソフトバンクグループ<9984>=ストップ高。
5100円まで上昇し、8日以来となる5000円台を回復。15日の取引終了後、自社株買いを発表。1億6700万株(発行済み株式数の14.2%)、5000億円を上限としており、同社が実施する自社株買いとしては、過去最大規模となることが好感された。株価は12日には4133円と13年3月以来、約2年11カ月ぶりの水準に下落していたことから、値ごろ感が出ていた。自社株買いには、会社側からみた株価の割安さを示す「アナウンスメント効果」もあるだけに、今回の発表を下値水準での投資好機ととらえる動きも強まった様子だ。
マースエンジニアリング
<6419>=急騰。
15日の取引終了後に自社株買いを発表しており、需給面への好影響を期待した買いが入っている。上限を100万株(発行済み株数の5.95%)、または19億円としており、取得期間は2月16日から3月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
ブイキューブ<3681>=続急伸。
15日の取引終了後に中期経営計画を発表しており、18年12月期に売上高139億円(15年12月期60億8300万円)、営業利益30億円(同3億4800万円)を目指すとしていることから、意欲的な中期計画との見方が高まっている。Web会議・テレビ会議分野でのシェア拡大や利用シーンの拡大などワークスタイル変革分野市場の進行を図るほか、クラウド型ドローンによる遠隔監視ソリューションの展開など社会インフラ事業や、アジアを中心とした海外での事業の拡大に注力するという。