一定の需要がある資材関連株
ダンボールというと業界需要として輸出や国内物流に欠かせない点から、「景気敏感株」の側面がありますが、団塊退職に伴う新卒雇用が促進され、移動・転勤などにまつわる生活者のニーズも一定量あります。
これから春先にかけて新生活に伴う移動シーズンを控えていますし、首都圏集中是正やTPPにまつわる需要を考えると、直近の決算短信による2016年3月予想の増収増益基調から大きく外れることはないだろうと思います。
各種指標では割安感が目立ちます。
まず、1月22日大引481円換算でPERは14倍、PBRは0.55倍。信用の倍率は0.48倍。年予定配当は12円で3月末、9月末権利確定で半分ずつ。配当利回りは2.5%に相当します。
決算が2月2日発表予定ですので、信用売りしてきた側はどこかで買い戻しを意識するはずです。これは新たな買い需要になると考えられます。
株価周期では安値459円をつけた昨年9月7日、9月29日はいずれもその後、反発を見せています。
今週は日銀金融政策決定会合とFOMCが開催されるので、様子見も出やすい週。
そこで買いはシビアに過去の安値近辺にこだわりたいものです。
買い目標 ~468円までの値幅は許容するとしても、459円周辺での仕込みが理想ですね。
売り目標 短期502円
中期 519円あたり
を想定したいと思います。
日経平均株価との連動性が高い銘柄。指標動向に注意しながら安く仕込みたいですね。