(ここのところ、年末、年始に株価急落が、ありますので、ご注意ください。)
「認知症を防ぐ」の続きです。
認知症には、この他、レビー小体型認知症が、あります。幻覚、妄想、アルツハイマーなどが、起こります。これも、脳細胞を攻撃し、脳細胞が、破壊されます。
(レビー小体とは、α−シヌクレインという線維性のタンパク質が凝集した円形の構造物であり、レビー小体が脳に蓄積すると、神経細胞の変性が起き、神経細胞脱落が生じます。)
アルツハイマー型認知症は、ベーターアミロイドが脳の中に蓄積してゆき、これが、脳細胞を攻撃し、シナプスである脳細胞を破壊するものです。
ここで、問題なのは、一度、破壊された脳細胞は、元には戻りません。ですから、認知症になったら、元の状態に、回復することは出来ません。日常生活は、その状態で、送るしかないのです。
アルツハイマー型の認知症は、未だ原因が分かりません。状態としては、ベーターアミロイドが脳の中に蓄積してします。ベーターアミロイドは、数十年かかけて、蓄積されます。大体認知症発生の、20年前からS字カーブを描くように増えます。
この辺から軽度認知症が、始まります。そしてこれから、5年から8年くらいで、中等度の認知症。そして、その次は、ほとんどの事が、わからなくなる重度の認知症です。重度になりますと、介護無しでは、生活出来ません。24時間、介護が必要になります。
現在では、この認知症を、途中で止める薬は、ありません。ここで、アメリカでこのベーターアミロイドを除去する薬が、開発されたと聞きました。しかし、とても高価で、一回、20から30万円かかるとか。とても、普通では、使うことができません。
結局のところ、認知症を防ぐ方法としては、適度の身体運動。脳の活動の活発化(訓練)です。この方法しかありません。よく、農家の高齢の方が、元気で農作業をしておりますが、肉体労働を適度にやっているので、認知症になりにくいのではと、考えます。
脳の活発化は、パズルをやるとか、塗り絵とか、小説を読んだり、新聞を読んだりすることです。文章を書くとかです。
テレビですが、ただテレビを見ているのでは、効果が少ないです。それだけでなく、認知症が進行します。テレビは、ほとんど、頭を使って無いのが、わかります。尤も、番組にもよりますが。放送大学のテレビでは、頭を使いますよね。
いずれにしろ、認知症を防ぐには、台所作業、家の掃除、外での散歩、買い物など、歩くことです。家庭菜園や、庭いじりなども、良いでしょう。
体をどんどん、動かすことです。体を動かすことにより、外界の刺激が、脳に伝わり、脳細胞が活発に働くために、よいのです。
こんな事でと、思いますが、認知症を防ぐには、現在のところ、身体を動かすこと、頭を使うことです。これしか、ないのです。