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ゆっくり投資するということ

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こんにちは。動点Pです。
さっそく指数を確認しておきましょう。

12/10     値   前週比 年初来
S&P500         4712.02   3.82%   27.33%
NASDAQ総合  15630.6   3.61%   23.09%

   Stoch RSI %K(週足)
S&P500  35.26

今週はオミクロン株への警戒感が和らいだのか、指数が戻してきました。特にS&P500は市場最高値です。相変わらずすごいですね。S&P500は年初来+27%です。値でいうと年初がほぼ3700ですから、1000以上上がっていることになります。S&P500のチャートをみると、コロナショックからこれまで、ずっと上がり続けていることがわかります。例として代表的なETF $SPY の週足チャートを載せておきます。細かい上下はあるものの、他の銘柄やETFと見比べても、これほど安定して上がり続けているチャートはほとんどみつかりません。

しかし来週以降、グロース株を中心にふたたび下げる可能性はあると思っています。それはNASDAQの騰落線(Advance Decline line)がかなり下がってきているからです。

Market In Out/ Advance Decline Line 

金曜日、ナスダックの多くの銘柄、つまり中小型のグロース株が下げました。それでもS&P500やNASDAQ総合指数が下がらなかったのはアップル $AAPL やマイクロソフト $MSFT といった大企業が上がったのが大きいと思います。以前から指摘している通り、このような状況で、もし大型株が崩れると市場全体が大きく下げることになると思います。

グロース銘柄が下げている理由は、2つあると思っています。1つはコロナウィルスの影響が減っていることです。コロナウィルスのワクチンや経口薬が普及してきたので、人々が外に出られるようになり、相対的にインターネットへの需要が減りました。グロース株の多くはインターネットやコンピュータ関連のものが多いので、そうした株が売られている、ということかと思います。もう1つの理由は、FRBがテーパリングを急いでいることです。先週書いたように、FRBがテーパリングを早め、利上げを急いでいることによって、グロース株への評価が厳しくなっていることがあります。

ここから"もしも"アップル、マイクロソフト、グーグル(アルファベット) $GOOG $GOOGL 、アマゾン $AMZN のどれかが崩れるようなことがあれば、市場が大きく下落することになります。現在、時価総額300兆円をほこるアップルはS&P500に与える影響は6.9%です。

slick charts/ S&P 500 Companies by Weight

マイクロソフトが6.3%、アマゾンが3.8%、グーグルがそれぞれ2.2% 2.1%ですから、これらの4社で21.3% となります。つまり他の495銘柄が-1%となっても、これらの4社(5銘柄)の株価が+4%となれば、S&P500は上昇します。もちろん逆も成り立つわけで、495銘柄が+1%となっても、この4社が-4%となれば、S&P500は下落します。しかしこの4社が下げているのに、他の銘柄が上がっている状況というのは考えにくいので、この4社が下がるときは当然S&P500も下がる、と考える方が妥当です。これはあくまで「もしも」という仮定の話で、実際に起きるかどうかはわかりません。

来週はFOMCがあります。

ロイター/ドル円は方向感探る展開、各国で中銀会合 注目は米FOMC=来週の外為市場

そのあと、アメリカの株価が上がるのか、下がるのか、まったくわかりません。個別株に手を出すのはFOMCの後で市場をみてからでもいいのかなと思っています。

==閑話

最近、ようやく1日の株価の変化に動じなくなってきました。これまでは保有している株価の動きをみながら一喜一憂していたのですが、その上げ下げで売るかどうかを決めるわけではないので、みなくても平気になってきました。中長期的に株を持とうと思っているので、企業の業績のほうが大事だと思うようになりました。業績が伸びていて、かつ割安な銘柄を買って、ほっておくのがいいのではないかと思っています。

なので最近はまず企業の業績や財務を確認してから、日足チャートだけではなく、週足チャートや月足チャートもみることが増えました。日足はどうしても市場全体の動きの影響を強く受けますが、週足や月足のチャートは、企業の業績の影響をより強く反映するだろうと思っています。

いまは、週足のチャートに、MACDやボリンジャーバンドなどの適当なテクニカル指標を表示して売買を考えるのが好きです。日足のようにせかせかと売買を考える必要がないので、ゆったりと考えることができます。その意味でも、S&P500の週足チャートは今年明確な下落トレンドになったことがなく、すごいです(もちろんこれからはわかりません)。

=========

日本株はこれからどうなるのでしょうか。普通に考えれば、これから円安が進むので、株価は上がっても良さそうです。しかし海外投資家の資金はアメリカに戻っていくので株価は下がる方向に進むような気がしています。政府も市場の株価については無頓着です。ことあるごとに税金をちらつかせるので、株価は下がるばかりです。

ということで、アメリカ市場もこれからリスクはあるものの、日本よりは数段まし、というのが普通の見立てではないかと思います。私は日本の成長株も持っていますが、ひきつづきアメリカ株への投資も続けようと思っています。

都内では美術館や博物館の展示も比較的気軽に見に行けるようになってきました。昨日は友人と美術館にいって作品をみてきました。とても楽しい1日でした。今年も残すところ3週間となりましたが、楽しく過ごしていきたいものです。

ではではー。
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