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米国市場が詰んでる件
こんにちは。動点Pです。
さっそく今週の指数を確認していきましょう。
指数 値 前週比 年初来
S&P500 4357.04 -2.21% 17.74%
NASDAQ総 14566.70 -3.20% 14.71%
今週も下がりましたね。9月はずっと弱い相場が続きました。NASDAQ100も15000を切ってきています。S&P500も100日移動平均線を割ってくるとは思いませんでした。
今週こそ、5%ルール発動か、とむしろ期待感のほうが強かったくらいなのですが、昨日ぐいっと上がったこともあって前週比-5%はおあずけとなりました。前週比-5%というのがかなり大変な状況で達成されるんだろうということはよくわかりました。
昨日の株価の上昇はFRBの間接的なコントロールが入ったという話があります。これで最初下落ではじまった市場が急に盛り返したのも説明できます。FRBはリバースレポ reverse repo (repurchase operations) 用の資金を放出したようです。
FRB - Markets Data Dashboard
このページで10月1日分のリバースレポの動きが分かります。
【WSJで学ぶ経済英語】第115回 買い戻し条件付き債券売却
リバースレポとは一時的な売りオペのようなものですが、そのための資金をいわば買いオペに使ったようです。つまり瞬間的な買いオペで、長期国債の金利を抑えたことで、株価が回復した、という流れです。
たしかに10年国債の金利は昨日、ぐっとさがりました。画像を添付します。最近、Tradingviewを使い出し、こちらのスナップショットが便利なのでその画像です。
これはあくまで緊急の措置で、国債の金利上昇をゆるやかにするためのものです。いいかえれば、FRBは国債の金利上昇はこのくらいの上昇スピードを想定している、ということでしょうね。
しかしアメリカの消費者物価指数や住宅価格などは高止まりしていてインフレがとまりません。FRBはこれを抑えるためにはテーパリングをはやく始める必要があります。FRBは11月あたりからテーパリングを始める予定のようですが、企業の業績予想(予想EPS)は悪化しているので、株価の下落に追い打ちをかける可能性があります。FRBの舵取りはかなり難しい、というか詰んでる気がするのですが。。
先々週、先週とお伝えしたFINRAの証拠金負債残高について8月分が掲載されていたので報告しておきます。予想に反して8月分は反騰してました。意外でした。
ただしこれは8月分なので、9月分は今月末の発表予定です。予想では9月分は下がりそうな気がしますが、どうなるでしょうか。
ねんのため、S&P500の銘柄のうち、50日移動平均線より上にある銘柄の割合を確認しておきましょう。
StockCharts
現在、32.67%で、ほぼ1/3です。株価の下落とともにこの値も下がってきています。米国市場はもうしばらく弱い動きが続くと思っています。
キャッシュを増やしてのんびりしているのですが、ちょっと遊んでみたくなり、石油・ガスのETFを買ってみたりしたのですが、怖くなってすぐに売ってしまいました。自分にはまだ早かったです。
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一方、日本の株式市場は、岸田さんが総裁に決まってから急落し、日経平均は1400円の下げになりました。私は9月後半になって買った株がいくつかあって当然のように含み損です。株つらい。。スケベ買い反省してます。。
また少しずつキャッシュポジションを増やしていこうと思います。
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さて、もう10月です。残り3ヶ月、楽しく走りきりたいですね。
ではではー。
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