市 場 終 値 前日比 出来高(万) 値上・値下 新高・安値
日経平均 30381.84 +373.65 ( 148600 ) 東証1部 1923 / 222 255 / 1
225先物 30160.00 +360.00 ( 46522 ) 東証2部 259 / 128 17 / 1
T O P I X 2091.65 +26.72 JASDAQ 398 / 178 23 / 3
東1単純 2612.59 +44.16
東2単純 1452.93 +7.95 ( 13322 )
NYダウ 34879.38 -151.69 ( 9月 9日) 米国10年国債利回り 1.301 %
JQ平均 4101.03 +38.62 ( 7343 ) 国債指標銘柄利回り 0.040 %
10日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比373円高の3万381
円で、2月16日以来の高値をつけてきた。前日の米国株は続落したものの日
経平均は昨日の下げで結果的に3万円の大台をキープしたことから強気の買い
が早々に復活。メジャーSQも難なく通過し新しくポジションを積みやすくなっ
ている。昨日に決まった緊急事態宣言の延長は材料視されず、引き続き行動規
制緩和や次期政権の経済対策を思惑買いする強気相場の過程にある。
昨日の米国市場は新型コロナデルタ株の感染拡大を嫌気した売りが続きダウ
平均は4日続落。先月19日以来の3万5000ドル台割れとなった。
米国ではこの日航空大手が7-9月業績予想を引き下げた。
先日のベージュブックや雇用統計など米景気の鈍化を示唆するものがミクロ、
マクロで相次ぎ懸念が広がっている。ダウ平均は一時170ドル高と反発する
場面があったが、景気懸念や薬価引き下げ報道などが上値を抑え、上昇の勢い
に陰りが出ている様子が伝わってくる。
さて、東京市場は米株安に引きずられることなく日経平均が早くも反発に転
じている。世界から見た株価水準の出遅れ感や業績から見た割安感がベースに
あり、一度始まった水準訂正相場は一定の水準に達するまでなかなか止まるこ
とはなさそうだ。少なくとも2月高値には届かせたい雰囲気はある。
足元の過熱感から来週以降の上昇ピッチは緩むだろうが、9月相場は当面押し
目買い基調が続くと思われる。
< 曜日別市場デ-タ >
金曜日 : 「 三市場投資主体別売買代金差額 」
09月第1週 前週 前々週
「個 人」
現 金 ▲4917 ▲1635 2443
信 用 ▲513 ▲847 1615
「海外投資家」 3669 ▲45 ▲3634
「法 人」
生・損保 ▲58 ▲196 ▲147
都・地銀 ▲190 ▲201 ▲5
信託銀行 ▲292 798 111
投 信 ▲226 ▲297 ▲1021
事業法人 367 656 1651
「自 己」 2246 1206 ▲1249
* 単位 億円 ▲は売り越し
先週の日経平均は突然の菅首相辞任表明で大幅続伸。ポジティブサプライズ
で2万9000円台を一気に回復した。この動きで相場は上昇基調へと急転換
している。この週は外国人が日本株を3週ぶりに大幅買い超し。証券自己の裁
定買いなどと合わせて相場をけん引した。
反対に個人は信用、現物ともに売り越しへ。