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好決算なのに下落したことを考える

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こんにちは。動点Pです。

さっそく今週の指数を確認しておきましょう。

08/20
         値    前週比   年初来騰落率
S&P500     4441.67 -0.59%  20.02%
NASDAQ総合  14714.66 -0.73%  15.88%

やはり今週は少し荒れましたね。みなさんは大丈夫でしたか?私はもちろんひどくやられてます(笑)でもすでにいくつか利確して現金ポジションを増やしているので全体ではあまりダメージありません。

8月18日にヒンデンブルグオーメンが点灯しました。

eWARRANT JOURNAL 本日のトレンドインディケーター

1ヶ月に2回点灯するのは3月以来です。3月の前はいつ点灯したかというと、2018年9月(9/5, 9/25)です。すぐあとの2018年10月にはVIXショックが起きて世界同時株安が起きています。日経平均は2018年9月28日に24120円をつけたあとずるずると下がっていき、2019年1月4日には19561円と20000円を切り、約19%も下がっています。

とはいえ、3月も2回点灯し、相場は荒れたものの、結局持ち直しているので、少し荒れているな、荒れそうかな、くらいの指標として捉えておけばよいのではないかと思います。特に小型株と大型株が乖離したときにこの指標が点灯しやすいようです。今後、さらに点灯するようなら、現金ポジションをさらに増やすことを考えた方がいいかもしれません。ヒンデンブルグオーメンは急落のサインといわれますが、私の印象では、この指標が点灯するときは相場が難しいことが多いです。私はプロの機関投資家でもデイトレーダーでもありませんし、この指標が点灯しているときはあまり動かない、くらいにとらえておくほうがいいのではないかと思っています。

昨日は米国市場は穏やかに上がり、VIX指数も少し落ち着いたみたいですね。

google finance: VIX

しかし、NASDAQで50日移動平均を上回っている銘柄は下がる一方です。

StockCharts: $NAA50R

いまみたら28.74%! すでに1/4です。7割以上の銘柄が沈んでいます。ナスダック100指数のETF、QQQのチャートをみてみてもMACDは7月中旬に売りサインをつけたあとずっと勢いがありません。レバナスホルダーの方々かなり危ないと思うのですが大丈夫でしょうか。S&P500ではまだ60%を維持しているようですが、こちらも下がりだしたら赤信号だと思います。

おそらくそろそろテーパリングの時期が決定し、パウエル議長が発表することになると思います。それほど大きく荒れないのではないかと勝手に思っていますがこればかりはわかりません。できるだけ銘柄を減らし、現金ポジションを増やしておこうと思っています。

自戒を込めて書きますが、趣味でやっている株式投資ですから、無理をする必要はまったくありません。地合の悪いところで多少利が乗ったところでだれにも褒められません。雨が降っているなら登山はあきらめた方がいいですし、晴れてから準備万端で登ればいいわけです。ゆっくりやりましょう。
最近、チャートは日足ではなく週足でもいいのではないかと思っているくらいです。


閑話

サイバーエージェント(4751)について少し書いてみたいと思います。サイバーエージェントは7月28日の第3四半期決算でむちゃくちゃいい数字を出しました。

サイバーエージェント

ご存じの通り、これはウマ娘効果で、778億の経常益(対前年第3四半期比+173%:つまり2.7倍)をたたき出してます。大引け後に発表されたこの数字をみて、多くの人が「明日から株価は上がるのではないか」と期待したと思います。実際、ツイッターをみていましたが、株価は爆上げすると期待する人ばかりで、下がるとつぶやいた人はみつかりませんでした。

しかし実際にはサイバーエージェントの株価は翌日、窓を開けて下落しました。これ、みなさん驚きませんでしたか?私はこれがなぜなのかいまいちよくわからなくていろいろと考えていました。私はサイバーエージェントの株はさわったことはないのですが、下がると予想できたのかどうかに興味がわきました。

1つはすでに株価は下落トレンドだった、というのがあります。画像を上げます。MACDの売りサインは7月頭にでていて、その後基本的に下落トレンドを示しています。この下落トレンドが、ウマ娘の人気のピークアウトを反映したものだったとすれば、納得です。

この決算のときの信用買残と信用売残をメモしてあるのですが、
信用売残 4928200(-121000)
信用買残 742200 (+265400)
となっています。この数字から以下のことがわかります。
1.信用売残よりも買残のほうが小さいので下落を見ている人が多い.
2.決算前の下落トレンドで多少売残がこなされて減っているものの、それほど減っていない.>決算後の下落を見ている人が多い
3.信用買残も伸びているものの、売残に比べるとまだまだすくない.
やはり市場の中の人たちは下落をみていたのかもしれません。

また、サイバーエージェントの主な業務はインターネット広告ですが、決算報告をみると前年同期比5.9%増にとどまっています。

かぶたん:サイバーエージェント 決算報告

そしてサイバーエージェントはすでにPERが146.99倍となっていて明らかに買われすぎです。これらの材料が重しとなって、決算後に下落したのではないかといまは考えています。

ただし、SPEEEなどいくつかの銘柄のように、決算まで下落トレンドだったとしても、決算発表の数字を受けて見直され、持ち直す銘柄もあるので、決算の内容は数字だけに惑わされず、詳しくみていかないといけない、ということかもしれません。株式投資は難しいですね。決算またぎは怖いなぁということを思い知った今回の決算でした。とはいえ、成長している会社なら、長期で持っておけばいいと思ってます。

ずっと弱かったマザーズですがさすがにそろそろ反転しそうですね(期待&妄想)。成長株が伸びてくれるといいなと思っています。

ではではー。

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