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三井住友FGがインドのノンバンクを約2200億円で買収へ

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、インドのノンバンク大手フラトン・インディア・クレジット・カンパニーを買収すると発表したそうです。
約20億ドル(約2200億円)を投じ、発行済み株式の74.9%を取得するそうです。
三井住友FGは今年に入って、ベトナムやフィリピンの金融機関に相次いで出資しており、インドへの進出を通じて、成長が続くアジアへの展開を加速するようです。

当局の認可を前提に、2021年内にもシンガポールの投資会社テマセクの子会社から株式を取得し、将来的には発行済み株式の全てを取得し、完全子会社にすることを目指すようです。

フラトン・インディアは、1994年に設立されたインドのノンバンク大手で、約1万4000人の従業員を抱え、国内に650を超える支店を張り巡らせているそうです。

強みを持つのが、中小企業や個人向けローンの分野で、成長性の高い都市部のほか、金融サービスが行き届いていない地方の農村部にも幅広く顧客基盤を有すしており、貸出残高は2021年3月期に2505億ルピー(約3700億円)と同国内で10位以内に入っているそうです。

貸し出しから得られる利ざやも2021年3月期時点で11.3%と、世界的な金融緩和で先進国を中心に利回りが低下する中でも高水準を維持しているようです。
インドのノンバンク市場は年2ケタ台で伸びており、今後も経済成長を背景に住宅ローンなどの拡大が期待できそうです。

売上高にあたる業務粗利益(円換算ベース)は2021年3月期に前の期比12%減の476億円、最終損益は182億円の赤字(前の期は114億円の黒字)でしたが、新型コロナウイルス禍で政府が返済猶予を求めたことなどから、貸し倒れに備える費用が膨らんだようです。
三井住友FGは足元で新規の感染者が減っていることなどから今後、資金需要の回復が進むとみて買収に踏み切ったようです。

三井住友FGはアジアの経済成長を取り込むため、現地の金融機関への出資を加速しているようです。
4月にはベトナムのノンバンク大手のFEクレジットに、6月にはフィリピンのリサール商業銀行(RCBC)に出資を決めたそうです。
フラトン・インディアは足元でオンライン融資などデジタル分野にも注力しており、三井住友FGが持つノウハウを横展開することで、相乗効果の創出も狙っているようです。

三井住友FGにとって、2200億円というのはそんなに大きな金額ではないのかもしれませんね。
とはいえ、相乗効果が早く発揮できるといいですね。

8316:3,873円
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