前回ブログったように、あっちは、兼業トレーダーから専業トレーダーになった。そして、専業トレーダーとしてやっていける目処をつけて、兼業トレーダーに戻っている。
専業やれるのに兼業に戻るっておかしくね? 専業って儲からないのか? というメルが門下生から入っとったな。何を重視して、何に対する対策をうったのかってことだと思う。
あっちの周りにはやたら起業したヤツが多い。起業した友人知人達のほとんどが倒産経験者だ。彼ら彼女らの経験談を聞くにつけ、起業するときには、倒産して復活するだけの時間を逆算して手をださなあかんと考えるようになった。専業トレーダー化も起業と変わらんとあっちは思う。還暦後から専業トレーダーになっていたのでは、コケて復活するだけの、体力と気力の余裕があるだろうか????
再度種銭をつくって挑む時間の余裕があるだろうか???どう考えたって、あっちには無理があると思った。
そこで、元職に戻れる状態にあるうちに、専業トレードをやることにしたのだ。トレーダー一本でやれる目処がたったら、早々に元の職に戻る気満々で挑戦するという、あんまりいない例だ。
幸いそれができる職に就いていた。他人様より臆病だから、セイフティーネットは張れるだけ張る。
どういう落ち方をするのか、どういう心理状態になるのか、トレード日誌に書きまくった。日誌を見ればそれを経験した過去に戻れる。
あっちのように、起業と専業化を同列で考える人は少ないだろう。ほとんどの人は、一発で成功者になれる前提で専業化する。
あっちだって、周りにゴロゴロ起業した人間がいなければ、そいつらがそろいもそろって倒産させてからの復活組でなければ、還暦をすぎて初めて専業トレーダーをやったと思う。
チキンが専業トレーダーを目指すのなら、一度はコケると思って計画を立てるほうが、精神衛生上非常によいと、チキンでコケたあっちは思うのだ。